【肥料紹介】固定化を防ぐ「MリンPK 液肥の素」とは!
今回は潅水に使用するリン酸肥料「MリンPK 液肥の素」をご紹介します。
施用した肥料要素の多くが土壌に固定されてしまい、
利用率の低いリン酸ですが、作物の成長には欠かせません。
この重要な要素を、固定されにくいように発酵させて作る
「MリンPK 液肥の素」はプラスワイズでも人気の商品です。
「MリンPK 液肥の素」についてご紹介する前に、
なぜリン酸は固定されやすいのか見ていきましょう。
リン酸の利用率について考える必要性が分かりますよ。
MリンPK肥料の素関連の商品はこちら≫
利用率の低い「リン酸」
肥料の利用率(肥料利用率)をご存知でしょうか。
施肥された肥料を作物が利用する割合を「肥料の利用率」と言います。
肥料は、施肥しても全てが作物に作用するわけではなく、
土壌へ吸着されたり、作物が吸収できない場所まで水と共に流れてしまったりします。
利用率が高いほど作物に多く利用され、
低いほど作物に利用されないことを示します。
特に利用率が低いことで有名な要素がリン酸です。
肥料の三要素(窒素・リン酸・カリウム)では、
窒素とカリウムが最大60%も利用されるのに対し、
リン酸は10〜20%しか作物に利用されません。
ある程度は仕方のないことですが、どうしてももったいないと感じてしまいますね。
| N(窒素) | P(リン酸) | K(カリウム) |
|---|---|---|---|
利用率 | 20〜60% | 10〜20% | 40〜60% |
リン酸はなぜ効きにくい?
そもそも、なぜリン酸は利用率が低いのでしょうか。
ポイントは土壌中の「リン酸の形態」と、「作物のリン酸の吸収」について。
詳しく見ていきましょう。
土壌中でのリン酸
リン酸は施肥されると、土壌中の水分に溶けたり、
土壌中の成分と結合したりします。
リン酸が金属などと結合することはリン酸の固定と言い、
作物がすぐに利用できなくなった状態のことを示します。
土壌でのリン酸の形態は主に次の3つです。
①水に溶けたリン酸
水溶性リン酸は水に溶けることができ、
水に溶けたリン酸は、作物がそのまま吸収できるリン酸です。
作物が吸収するリン酸の中で、最も多い形態がこのリン酸だと言われています。
②有機物と結合したリン酸「有機態リン酸」
リン酸は土壌中の有機物と結合し、有機体リン酸になります。
このリン酸は、そのままでは作物が吸収できません。
作物が根からフォスファターゼという酵素を分泌し、
結合が解かれることで作物が吸収できる形態に変化します。
③金属と結合したリン酸「難溶性リン酸」
もう一つのリン酸の形態は「難溶性リン酸」です。
土壌中で金属と結合し、そのままでは作物が吸収できない「難溶性リン酸」になります。
日本は「難溶性リン酸」になりやすい
土壌中のリン酸には「可給態リン酸・有機態リン酸・難容性リン酸」
の3種類があると分かりました。
では、なぜリンの利用率は10〜20%と極めて低いのでしょうか。
その答えには、日本の土壌が関係しています。
そもそも「難容性リン酸」になるかどうかは「土壌pH」や「土壌中の金属量」が関係しています。
土壌pH
土壌中の金属は、土壌が酸性に傾くほど、溶けて他の物質と結合しやすくなります。
つまり酸性土壌では、リン酸が難溶性リン酸になりやすいのです。
日本は土壌が酸性に傾きやすいので、難容性リン酸になりやすいことが分かりますね。
土壌中の金属量
火山大国である日本の土壌には、火山灰、つまり鉄やアルミニウムが多く含まれています。
量が多いということは、リン酸と接触して結合する確率が上がるというわけです。
このように難容性リン酸になりやすい環境が整っていることもあり、
リン酸が固定され、結果として利用率が低くなってしまいます。
移動しにくいリン酸
もう一つ厄介なのが、リン酸の土壌中で移動しにくいという特徴です。
作物が要素を吸収をするには、「根域」にその要素が存在しなければなりません。
届かないところの要素は、分解も吸収もできませんね。
移動しにくいリン酸は「根域の要素が減ったら拡散などによって自然に補充される」
ということはほとんどありません。
「発酵リン酸肥料」は固定されにくい
肥料を与えても成分の多くが「難溶性リン酸」に変わってしまい、
作物が吸収できないということが分かりました。
それでは「難溶性リン酸」になりにくい仕組みが必要です。
そこで最近注目を集めているのが「発酵リン酸肥料」です。
発酵リン酸肥料とは
発酵リン酸肥料とは、過リン酸石灰などのリン酸肥料を米糠やふすま、
草木灰などと発酵させた肥料です。
リン酸が発酵物質に覆われることで、土壌の金属類と触れにくくなり、
結合・固定されにくくなります。
よって、従来のリン酸肥料よりも利用率を高く維持することができる肥料です。
ミズホの発酵リン酸肥料
そこでおすすめなのが、ミズホの発酵リン酸肥料。
ミズホは「リン酸の活用・土壌微生物の活用・生育アシスト」の3つの観点から、
作物の生育をサポートする資材を開発・販売しています。
複数の視点からから作物の生育を考えた資材には、安心感がありますね。
今回はリン酸肥料についてご紹介しますが、気になった方は他の資材も要チェックですよ!
固定されにくい「Mリン類」
Mリン類は「過リン酸石灰・塩化カリ・米ヌカ」を
「Mリンカリン(微生物発酵菌資材・酵素)」で発酵させて作ったリン酸肥料を含む資材です。
なんといっても固定されにくいのがうれしいポイント!
施肥した肥料を効率よく作物に効かせることができます。
従来の肥料ではリン酸の利用率が低く、窒素過多になりやすい問題点がありました。
固定化されにくいMリン類は、秀品性を向上させると同時に窒素過多を防いでくれます!
【人気商品】MリンPK 液肥の素
今回はミズホの発酵リン酸肥料の中でも、
プラスワイズで特に人気の「MリンPK 液肥の素」をご紹介します。
「MリンPK 液肥の素」は、水に溶かして追肥に使う、即効性に優れた発酵リン酸肥料です。
効果や施用方法についてご紹介します。
効果
果菜類や花卉の追肥に使用します。
果菜類等の糖度・着色を向上させ、
低温や日照不足時の促進に優れた効果を発揮する資材です。
他にも次のような効果があります。
発根促進
徒長防止
耐病性強化
糖度、着色向上
日持ち向上
秀品性向上
施用方法・希釈倍率
水に溶けやすく、残留物がない液肥用専用です。
施設園芸において、カン水チューブ等の使用にも適しています。
希釈の倍率は目的に合わせて使用しましょう。
窒素過多で葉の色が濃く、垂れ下がっている時は300倍で施肥しますが、
症状が改善されたら500倍にしてください。
目的 | 希釈倍率 | 施用頻度 |
|---|---|---|
作物が小さい | 1000倍 | 7〜10日おき |
作物のバランスを維持したい | 500倍 | 5〜10日おき |
葉が濃く、窒素過多を改善したい | 300倍 | 5〜7日おき |
詳細
登録番号:生73872号
種類:配合肥料
保証成分量:アンモニア性チッ素 4.0%、水溶性リン酸 30.0%、水溶性カリ 6.0%、水溶性マグネシウム 5.0%
性状:粉状
内容量:2kg
葉面散布には「Pフォスタ」
「MリンPK 液肥の素」は濃度が高く、
葉面散布に使うと葉焼けを起こしてしまいます。
葉面散布には「Pフォスタ」を使用しましょう。
こちらも人気の商品です!
Pフォスタ
希釈して葉面散布するリン酸・マグネシウム肥料です。この2つの要素の相乗効果で、光合成が活発になります。効果は徒長防止、着果促進、食味向上などです。
「育苗時」は800~1,000倍液を2~3回葉面散布、「生長時」は500~700倍液を2~3日おきに2~3回葉面散布します。
まとめ
商品 | 特徴 |
|---|---|
固定されにくいリン酸肥料 | |
リン酸・マグネシウム補給の |
他の要素と比べて効きにくいリン酸。
ミズホの「MリンPK 液肥の素」は作物に効きやすく加工したリン酸です。
施肥した肥料を無駄が少なく、作物に吸収させることができるのはうれしいですよね。
肥効が良いのはもちろん、肥料の節約にも繋がります。
追肥でリン酸をしっかり効かせたいと思ったら「MリンPK 液肥の素」
ぜひ使用してみてください。

















