法人農家さん必見!!ネギ栽培のすゝめ ~理由と栽培方法をイッキ見!~
一年中流通しているネギは栽培品目を増やす際におすすめです。その理由は販売価格の変動率にあります。この記事ではネギの基本的な栽培方法もおさらいするので、ネギ農家への就農を考えている方にも必見です。
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次に始めるならネギ!
様々な料理に使われるネギは一年を通して流通しています。
ネギは元々冬の野菜であることから冬に販売価格が上昇しますが、春から秋にかけては販売価格が安定しているのが特徴です。地域にもよりますが、どの時期にも栽培しても安定した収入の得られるネギは、秋冬でも栽培でき、品目を増やす際におすすめです。
ネギ農家には様々なメリットがあります。
次はネギの栽培のメリットについて説明するニャン!
ネギ栽培のメリット
反収利益が高い
反収とは1反(およそ10a)あたりの農作物のへ平均収穫量のことです。
農林水産省の農業経営指標によると、ネギ栽培の時給は2700円ほどと、他の野菜に比べて高いです。
ネギは需要が高く、密集してたくさん植えることができるため利益が高くなっています。
このことから、ネギは収入を得たい農家さんにはぴったりの野菜といえるでしょう!
身体的負担が少ない
ネギは春植えで定植が6月、収穫が11月以降と暑くない時期の作業が多いので、体にかかる負担が少ないです。
ネギ用の資材がたくさん販売されており、資材を導入すれば大幅な作業時短ができます。
チェーンポットやひっぱり君などを使えば、ネギ栽培の省力化が叶います。
体の負担を減らしたい方や本格的にネギ農家を目指す方にはこのような時短アイテムの購入がおすすめです。
心理的ストレスが少ない
ネギは耐寒性と痛みにくさに優れており、収穫のタイミングが調節しやすいです。
忙しい農家さんでもスケジュールの調整がしやすく、収穫を急がなきゃということもないので、
心理的ストレスが少なく栽培することができます。
他の野菜と一緒に育てやすい
ネギは密集して植えることができるので、
キャベツなどの作付け面積が大きい作物を育てている農家さんでも、
空いているところに植えやすく、小さい面積でも収入を得ることができます。
ネギの栽培特性
ネギは暑さ・寒さ・乾燥には強い作物ですが、湿害に弱いという特徴があるので、水はけのいい畑を選ぶようにしましょう。
トウ立ちの遅い品種や暑さに強い品種を選ぶことによって年間通して栽培できます。
「トウ立ち」とは?
花芽のついた茎が伸びている状態のこと。
ネギ栽培に適した環境
・生育条件 : 日当たりのいい場所
・土壌条件 : 通気性・排水性に優れた土
・土壌酸度 : pH6.0~7.0
・発芽適温 : 15~20℃
・生育適温 : 15~20℃
ネギの根は浅根性で浅く横に広がっていくという性質をもつため、環境の影響を受けやすい作物です。酸素要求量も多く湿害に弱いとされているので、堆肥などを利用して土づくりを行い土壌の通気性や排水性を確保するようにしましょう。
栽培スケジュール
・春まき : 3月頃に播種、6月頃に植え付け、11月以降に収獲
・秋まき : 9月頃に播種、4月頃に植え付け、9月以降に収獲
上記の栽培スケジュールは大まかな目安です。栽培する地域やどの品種を利用するかによっても異なるので、確認するようにしましょう。
ネギの栽培方法
ここでは、ネギの育苗から収穫までの方法を説明していきます。
種まき
手播きでの種まき
1㎡あたり堆肥3kg、苦土石灰150g、化成肥料100g施用し、良く耕してウネを立てます。
ウネは横60~90cm、高さ10cm程のものを作ります。
ウネを作ったら深さ1cm程のまき溝を作ります。
板や支柱を使って溝を作ると便利です。
もちろん手播きでもネギを栽培することはできますが、
規模の大きい農家さんは手播きだと作業負担が大きいです。
「チェーンポット」と「ひっぱり君」を使うと作業効率が格段に上がります!
では、どのくらい作業効率が違うのか見ていきましょう。
「チェーンポット」と「播種5点セット」を使った種まき
必要なもの
使用方法
工程が多いように見えますが、なんとここまでの作業おおよそ5分でできます。
作業に慣れれば作業時間も短縮できます。
チェーンポット1つで264株作れるので、3万株植えるとして、
何人かでやれば1時間くらいで作業が終わると思います。
しかも、座ってできるので体への負担も軽減できます。
畑の準備
植え方
「ひっぱりくん」を使用した植え方
ひっぱりくんは名前の通り、引っ張るだけで
「溝切→植付け→土寄せ→鎮圧」の移植作業が同時にできます。
なので、畑を歩くスピードと同じ速さで植付けができます。
ひっぱりくんとチェーンポットを使えば、播種と植え付けが効率化できるので、
別の作物育てながでもネギ栽培がしやすくなります。
手播きだと10aで大体20~30時間かかりますが、
ひっぱりくんとチェーンポットを使えばその半分の時間できます。
畑で育苗した場合
苗床から引き抜いて同じような太さの物を選んで揃えておきましょう。畝は、管理機や鍬などを使用して深さ15cmほどの植え溝を掘ります。南北の方向になるように植え溝を掘るのが理想的です。植え溝の肩部分に立てかけるようにして苗を置いていき、覆土します。
追肥・土寄せ
定植後約30日経過したら1回目の土寄せを行います。
そのとき一緒に追肥も行いましょう。
追肥と土寄せは、1ヶ月おきで栽培期間中4回程度が目安です。
注意!
土寄せを行う際は、ネギの葉の分岐部分より上にならないように注意しましょう
収獲
白い部分が30cm程度になったら収穫適期です。ある程度の大きさになったら1本だけ収穫してみて、大丈夫そうであれば必要な分だけ収獲していきます。
注意!
畝の片側を鍬で崩してネギが抜きやすくなるようにして収穫します。このとき、ネギを傷つけないように注意しましょう。ネギを収獲するときは、運搬や保管がしやすい「ネギマキネット」がおすすめです。
作業を効率化するたくさんのアイテム
ネギ栽培には専用の機械や管理機のアタッチメントが販売されていますが、メインの作物ではないため高価な機械をいきなり揃えるのには不安があります。
そこで今回は、ネギ農家が一般的に使用していて比較的購入を検討しやすいおすすめアイテムをご紹介します。アイテムをうまく使って作業を効率化しましょう。
育苗時のアイテム
日本甜菜製糖 チェーンポットCP303
播種5点セット
注意!
播種する種によって型が違うので要注意!
ネギにはCP303対応のセットを使うのがおすすめです。
播種5点セットの選び方
ポットシーダー
蒔く種がコート種子か裸種子かで選ぶポッドシーダーが変わります。
基本1粒播きですが、LLのみ1粒、2粒、2・3粒、3粒から選べます。
ポットシーダーサイズ | 種子の種類 | 種子のサイズ |
SSS | コート種子 | 1.8mm |
S | コート種子 | 3.2mm |
H | 裸種子 | 3.3mm |
M | コート種子 | 3.5mm |
L | コート種子 | 4.5mm |
LL | コート種子 | 6.0mm |
ポットプレート
使用するチェーンポットによってポットプレートの規格が変わります。
ポットプレート型 | 対応チェーンポット |
CP250 | CP253・BP253 |
LP350 | CP354・BP353 |
CP300 | CP303・CP304・CP305 |
ポットプレート穴サイズ
種子のサイズや粒数によって選ぶことができます。
ポットプレート型 | 穴サイズ |
CP250 | 小 |
LP350 | 小 |
CP300 | 大・中・小 |
規格表
規格 | ポットシーダー | ポットプレート | 対応チェーンポット | |
播き数 | コート種子サイズ | |||
1粒 | Hコート | 小 | CP303 | |
1粒 | Sコート | |||
1粒 | Mコート | |||
1粒 | Lコート | |||
1粒 | LLコート | |||
2粒 | LLコート | |||
2・3粒 | LLコート | |||
3粒 | LLコート | |||
1粒 | Hコート | 中 | ||
1粒 | Sコート | |||
1粒 | Mコート | |||
1粒 | Lコート | |||
1粒 | LLコート | |||
2粒 | LLコート | |||
2・3粒 | LLコート | |||
3粒 | LLコート | |||
1粒 | Hコート | 大 | ||
1粒 | Sコート | |||
1粒 | Mコート | |||
1粒 | Lコート | |||
1粒 | LLコート | |||
2粒 | LLコート | |||
2・3粒 | LLコート | |||
3粒 | LLコート | |||
※CP303・LP303-10・LP303-15対応のもののみを掲載
タキイ ねぎ培土
植時のアイテム
日本甜菜製糖 ひっぱりくんHP-16
土寄せ時のアイテム
ねぎ美人 MB-2000
収穫時のアイテム
日本マタイ ネギマキネット
ネギ栽培で注意したい病気・害虫
栽培期間は病害虫に注意しましょう。ネギの栽培で発生しやすい代表的な病害虫の予防法や対処方法を紹介します。
病気
主な病害には次のようなものがあります。
病名 | 症状 | 発生条件 | 対策 |
さび病 | 葉に錆びのような | 比較的気温の低い時期で | 肥料切れが起こらないように追肥を行う。 |
黒斑病 | 同心円状の病斑が出たあと、 | 高温で雨の多いときに多発 | カビが飛散すると被害が拡大してしまうので、 |
萎凋病 | 下葉が日中萎れて | 28℃前後の高温と | 育苗中や定植後2ヶ月以内に発生しやすい病気。 |
害虫
主な害虫には次のようなものがあります。
害虫名 | 症状 | 対策 |
ハモグリバエ | 葉の表面に | 薬剤散布 |
アザミウマ | 成虫や幼虫が葉を吸汁し、 | 5~6月にかけて多発する害虫で、 |
まとめ
作業工程 | 便利アイテム | 特徴 |
|---|---|---|
育苗 | 揃いのいい苗を大量に作ることが 長ネギにはCP303 | |
60日程度肥効が持続し | ||
播種作業の大幅時短に! サイズが種子によって変わる | ||
定植 | 溝切から鎮圧まで | |
土寄せ | 管理機の前方に取り付けて | |
収穫 | 収獲したネギをネットに置いたら |
今回は、ネギの栽培方法について解説しました。ネギは栽培期間が長く管理作業の工程も多いため大変な部分もありますが、収益性が高い作物でもあります。これからネギ栽培にチャレンジする方はぜひ参考にしてください。












































